QRコードを使った業務改善のすゝめ

【はじめに】

今回は初の西日本(大阪)から発信いたします。

昨年夏に名古屋営業所開設セミナーにて、QRコード産みの親であるデンソーウェーブ様のご協力のもと、
SalesforceからQRコードを使った"おもてなし"のデモンストレーションを皆さまに見ていただきました。
今回は、多数のお越しに来られなかった皆さまへの("おもてなし"の)紹介と、更にその続編についても少し書きたいと思います。

昨年夏のデモンストレーション

まずは、ケースについて説明します。
(※あくまでもフィクションで、実存するお客様ではありません。)

利用場所は野球スタジアムで、いつも見に来て下さるプレミアム顧客が入場された際にタイムリーに"おもてなし"をします。
ご退場するまでの数時間、お客様に気持ちよく野球を観戦頂き「また来たい」と思って頂くために、さらにお食事やお飲みも等を沢山買って頂くために、Salesforceが販売員のサポートをするといったデモです。
また、スタジアムに配置された販売員の販売情報を、ダッシュボードを活用し販売マネージャが把握し、販売員へのタイムリーな指示を行うことで、効率的に売上を延ばす想定もデモに組み込んで説明をさせて頂きました。

■環境

入場のリーダ(QK30)はパソコンにUSB接続されており、パソコンではSalesforceにログインしている。
販売員が利用するハンディターミナル(DHT1400シリーズ)はSkyOnDemand経由でSalesforceと接続。
入場チケットを購入されたお客様は、Salesforceの顧客情報に登録済。

■デモンストレーション

  1. チケットはメールベースの電子チケット(メールにQRコードが張り付いたもの)を使用し、入場時にリーダにかざします。
  2. 入場時にリアルタイムでSalesforceの顧客情報に"入場"が登録され、そのトリガで来場のお客様の座席近くにいる販売員の持つハンディターミナルに通知
  3. ハンディターミナルにはお客様名と顔写真、座席番号、購買履歴等が表示  (会話の話題として好きな選手等の表示もできますね)
  4. 販売員は、お客様が座席につくなり「○○様、いつもありがとうございます。...」とタイムリーな挨拶ができる。
  5. お客様の情報も手元に表示しているため、お客様各々にあったサービスを行うことができる。
  6. ビールや食事等の物販については、購買時にチケットをスキャンすることでリアルタイムでSalesforceの顧客情報を更新することで、ダッシュボードを活用して販売員毎の販売状況(在庫状態)の確認や、前日・前週・前月・前年の実績対比をリアルタイムで確認。
  7. 販売員のマネージャはダッシュボードを確認し、リアルタイムに販売員のオペレーションが可能になり、機会損失を削減。

如何ですか?

Salesforceにお客様の情報がありますので、お客様に一番近い販売員が持つハンディターミナルをSalesforceにSkyOnDemandで直結することで、スタジアムという小さな範囲で野球観戦中の限られた時間内のリアルタイムな販売分析と販売活動のPDCAを回すことが実現できそうですよ。


例えば、ビールを販売している販売員の売上情報からビールタンクの残量が把握できるので、ビールタンクに余裕のある販売員を駆けつけさせたり、勝ちチーム応援側に販売員を集めたりなど、ダッシュボードを見て販売員のハンディターミナルに指示が出せるのです。

ここまでが、昨年夏の名古屋営業所開設セミナーです。
その後もデンソーウェーブ様の協力のもとで、QRコード生成サービス(Qプラットフォーム)との連携や、Bluetooth接続のスキャナを使っていろいろと試してみました。

いろいろと試してみました

QRコードにはSQRC (セキュリティ機能搭載QRコード)やロゴQ(オリジナルのイラスト・文字・ロゴをデザインしたフルカラーQRコード)やフレームQR(コード内に自由に使えるキャンバス領域を持った新しいQRコード)などがあり、すべてSalesforceから取得可能です。 (別途、デンソーウェーブ様との契約が必要になります。)

私が興味を持っていろいろと試したのは、SQRCです。
(https://www.denso-wave.com/ja/adcd/product/software/SQRC/sqrc.html)

通常のQRコードは一般の携帯電話でも読み取りができ、様々な用途で使えるのですが、個人データや社内用データなど読み取りを制限したいデータを扱う場合は、QRコード化する前に暗号化し、読み取り後に複合化するなどの処理を追加する必要がありました。
SQRCは公開部と非公開部で構成しています。たとえば、ホームページのURLなどを公開部に、個人情報や社外秘情報は非公開部に設定し、ひとつのコードに2つの管理レベルの情報の混在ができます。

そのSQRCを使って、2つのソリューションを試してみました。

一つ目は、イベントの案内状です。
公開部には、イベント会場の地図のURLをコード化し、非公開部にはお客様来場時にSalesforceを検索するためのキー情報をコード化してメールに貼り付けてみました。受付業務の効率が図れますよ。

二つ目は、ワークフローで回付する確証台紙です。公開部にはログインサイトのURLをコード化し、非公開部には承認者が承認画面を検索するためのキー情報をコード化しました。
日に何百も承認をする場合に、回付された台紙のQRコードをスキャンするだけで承認画面に遷移することでかなりの業務効率が上がると思いませんか。

【さいごに】

きっと皆さまの業務においても、"ぴっ"とスキャンするだけで手間が省ける業務があると思います。
ほんとに簡単にQRコードを生成できますので、Salesforce活用のヒントにしていただけますと幸いです。