Winter'15のシーズンがそろそろやってきますね。みなさんもうリリースノートはお読みになられたでしょうか? 今回のバージョンアップでも、長らく切望されていたいくつかの機能がリリースされるようで楽しみです。 私の注目機能は、ログ機能とhttpsのカスタムドメイン機能です。(英語が正しく読めていればですが、、、)
バージョンアップについて書こうかなと思ったのですが、すでに素敵なナナメ読みが公開されていますので、今回はSalesforce開発時にドキュメント作成を手助けしてくれるツールを紹介したいと思います。
Salesforce開発でのドキュメントってどうしてます?
Force.comのすべての第2章にも記載されていますが、Salesforceでの開発時でもドキュメントは大切な資産となります。 ApexやVisualforceを利用した開発時には、設計書等を作成すると思いますが、Salesforceの標準カスタマイズに関するドキュメントはみなさんどうされていますか?
リリースされたアプリケーションのメンテナンスの観点で、リリースタイミングでのカスタマイズ状況をスナップショット的に保持しておくことは、何か障害が発生した時の切り分け、原因究明に役立ちます。 もちろん、EclipseやSublimeTextを利用してメタデータを取得し、それを保持しておくことも有効な手段ですが、ユーザが見やすい形としてExcelなどのドキュメントで作成するケースも多くあると思います。
但し、Excelで作成するといってもSalesforceの設定ページで確認できる内容をすべて書きおこすのではなく、設定ページをキャプチャして貼り付けるといった形で作成することが効率的な方法としてよく採用されます。
docforceはこれからどんどん有志によって拡張されていくことでしょう!!
ドキュメントの自動化
キャプチャによるドキュメントにして、確かにドキュメントの作成は効率的になりました。画面を見ながらExcelに書き起こすといった不毛な作業とは卒業です。 でも、しばらくするとブラウザとキャプチャツールとExcelの単純往復の作業もなんとかサボれない効率的にできないか?と考えるのが人情ってものです。
そんなときにふと目にした記事が@ITさんのSelenium VBAを使って自動でブラウザーを操作してスクショをExcelに張り付けてみた です。 Seleniumといえば、テストの自動化ツールとして、実際に使われていたり、使ってみようと検証している方も多いのではないでしょうか? その
SeleniumをVBAから使うということで、Excelさえあればお手軽に誰でも作成できてしまうプロファイル定義書を自動作成してみましょう。
準備編
上記のブログを参考にSeleniumVBAの利用環境を準備します。
やってみる編
実際に記事に従ってマクロを自動記録してみるのもよいですが、手っ取り早く見たい方は下記からExcelファイルをダウンロードしてみてください。
1.ダウンロードしたExcelファイル(マクロ付)を開いて、以下を設定・確認してください。
- プロファイル一覧シートのLoginUrl、ID、PW
- プロファイル名一覧を作成(ProfileオブジェクトからDataLoaderで取得するもよし、プロファイル一覧ページからコピペで取得するもよしです)
- Excelの[ツール]>[参照設定]でSeleniumWrapper Type Libraryにチェックがついているのを確認
2.準備ができたら[プロファイル取得]ボタンをクリック!
いかがですか?Firefoxが立ち上がり、キャプチャがペタペタ貼られていく姿が見ることができたでしょうか?
テストの自動化も含め、自動化できるものはこういったツールに任せて、さらにスピードアップしたSalesforce開発を通じてお客様のビジネスに貢献したいですね!