必要とされるエンジニアとは

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大雪に備えてブーツを買ったら、一転して晴れてしまって、 使い道がなくなって困ってるブログメンバーはこちらになります、こんにちは。 先日、とある勉強会に参加していたところ、 凄く共感出来るキーワードが出てきました。 そのキーワードとは「ツールマスターは要らない」と言うものです。 うんうん、なるほど仰る通り、と思いました。

ここで言う「ツールマスター」とは 「ツール(道具)の使い方だけはマスターしている人」です。

では、「ツールマスターは要らない」に、 該当するパターンと該当しないパターンはそれぞれどういう人になるでしょうか。

該当するパターン

どういう役割で仕事をする際に、このパターンが当てはまるかと言うと 恐らく、適切なアーキテクチャを設計してシステムを構築するような 必要があるポジションにいる人、だと思います。

このポジションにいる人は、 用意されたモノを使ってシステムを作ると言うより 開発メンバーに対してモノを準備して提供する側です。 そこに居る人が道具の使い方だけを知っていても良いモノは出来ません。 つまり、このポジションの人には「ツールマスターは要らない」

該当しないパターン

上記とは逆に、用意されたモノを使ってシステムを作る側の人です。 中規模~大規模以上のプロジェクトになると、このポジションにいる人が 必須となりますが、要求される技術レベルはそれ程高いものではありません。 極論を言ってしまえば、用意されたツールを使いこなす事が出来れば良いからです。

つまり、このポジションの人だと「ツールマスターでも良い」 # もちろんそのプロジェクトにあったスキルを習得していて、最低限の技術レベルがある前提ですが

必要とされるのは...?

ざっくりとこんな感じだと思います。あくまで私の主観ですが。 で、どちらのタイプが最近の開発事情ではより必要とされているのか...と言うと、 間違いなく前者の「ツールマスターは要らない」に該当する人です。

つまり、適切なアーキテクチャを設計出来るエンジニア=アーキテクトですね。 様々なプラットフォームや技術的な要素が出てくる中で、 適切なアーキテクチャを設計する事は容易ではありません。 まして、最近は色々なクラウドサービスも次々に発表されていますので、 それらを上手く組合せて構築しようと思うと、必要な知識は更に高いレベルの物を求められます。

さて、ではそもそもアーキテクチャとは何でしょうか? アーキテクトとは何をする人なのでしょうか? これに関しては、次回で詳細に書いてみたいと思います。