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Quemixが、材料計算科学の国際的カンファレンス「2022 Psi-k」に参加

2022年9月15日
株式会社テラスカイ
株式会社Quemix

Quemixが、材料計算科学の国際的カンファレンス「2022 Psi-k」に参加
量子計算および材料計算に関して発表

テラスカイの子会社で量子コンピュータの専門会社Quemixは国際的な材料計算科学のカンファレンス「Psi-k*」の第6回ジェネラル・カンファレンスに出席し、量子計算および古典計算を用いた材料計算に関する発表を行いました。Psi-k 第6回ジェネラル・カンファレンスは2022年8月22日~25日にスイス・ローザンヌのSwissTech コンベンションセンターにて開催され、Quemixからは4名が参加しました。Psi-kカンファレンスは4年に1度開催される材料計算の国際会議で、各国からの研究者が集結して世界規模で情報交換を行う場となっており、今回は1,250名以上が参加しました。

Psi-k

今回の会議では、材料に関する様々な視点(電池、磁石、超伝導、フォノン、エネルギーなど)に対し機械学習を応用した研究成果が多く報告されていましたが、量子計算に関わる研究も、まだ少数ではあるものの報告があり、活発な情報交換が行われました。

Quemixからは、量子計算に関し3件、古典計算を用いた材料計算に関し1件の発表を行いました。

【発表タイトル】
量子計算関係:
「Quantum computation of electronic properties with generic nonunitary operators」
「Implementation of imaginary-time evolution method on quantum computer: application to Ising Hamiltonian」
「Imaginary-time evolution using forward and backward real-time evolution with a single ancilla : First-quantized eigensolver」

古典計算を用いた材料計算:
「Anisotropic magnetocaloric effect of CrI3 by using first-principles calculations and Monte Carlo simulations」

発表では、海外の量子アルゴリズムソフトウェア企業の研究者らと、技術面のみならずコラボレーション等に関する議論が展開され、当研究成果に対する実応用への期待の高さを感じる場となりました。

Quemixは、量子コンピュータを用いた材料計算だけではなく、古典コンピュータを用いた最先端の材料計算手法に関しても調査・研究を行っております。次回のPsi-Kでは、量子アルゴリズムに関する研究報告が増え、大いに盛り上がるものと期待されますが、Quemixは研究を進め更なるプレゼンスの拡大を図って参ります。

*Psi-k:欧州に基盤を置く、第一原理計算による先端物質科学を行う専門性の高い研究者のネットワーク。理論物理、量子化学、熱力学、統計力学などに基づき、物質の特性や機能を理解、予測、設計すべく、基礎的理論、アルゴリズム、コンピュータ―コード等を開発しており、その対象は有機物質、無機物質、バイオ物質など広く科学、工業、産業に及ぶものとなっている。

Quemixのホームページ
https://www.quemix.com/

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