日本時間の4/28にSalesfroce.comより「VMforce」が発表されましたが、その発表内容を見た真っ先の感想は、Windows Azureの.Net陣営に対する、Javaエンジニアの囲い込み!?
また、Apatch Tomcatをベースにしたサーバが用意されJavaが利用出来るといった環境面からは、Google AppEngineに近いイメージを持ちました。
PaaSとしてのForce.comの最大の利点は、アプリケーションを稼働させるためのサーバやストレージが用意されるだけでなく、業務用アプリケーションに必要なセキュリティコントロールの機能やワークフロー、承認プロセス、多言語、多通貨など、業務用アプリケーション開発に必要な機能群が予め用意され、それらを最適に組合せて導入することによるスピード感、更に標準機能で不足する部分をApexコードやVisualforceで補完する事ができる、その柔軟性を高く評価しています。
これはForce.comが他のPaaSと比較して、SaaSに近いレイヤーの機能群を備えている特徴であり、開発者にとって、より業務要件に特化した開発に専念できる事となります。
そういったForce.comの利点がVMforceでどのように享受できるのかといったところが多いに興味あるところなのですが、今のところ発表されている情報からでは判りません。
現在判っている情報からですと、Force.comのデータストアをJava+SpringFrameworkから使えるといった特徴ぐらいでしょうか。
では、Force.comのデータストアが使える利点とは、他のPaaSと比較してどれほどのものでしょう?
Force.comのデータストアはRDBでは無いという言われ方もありますが、その内部構造は別にして、Force.comのデータストアにおける設計は基本的に従来のRDBの設計と同じように、正規化したリレーショナルな構造で設計できるため、その経験がある人にとっては新たな知識はほとんど必要ないと思っています。
対して、Google AppEngineなどのキー・バリュー型のデータストアの設計には、独自のノウハウや開発時における制限事項を聞きます。
そのため、これまで習得した言語およびDB設計のスキルがそのまま使用可能といった点では一定の利点があるように思います。
既にForce.comを利用している立場ではどうでしょうか?
Force.comでは、Sitesと呼ぶパブリックなページを開発・公開する機能が備わっています。この開発は、Visualforce+Apexコードと呼ぶForce.com独自の言語により実装します。今回発表されたVMforceはSitesをJava+SpringFramworkで代替し、パブリックなページを開発・公開できるものと考えると分り易いように思います。
ただ、VisualforceもApexコードも、VisualforceならJSFに、ApexコードはJavaに大変良くにているため、新たな言語を習得しなくて済み利点はあるにせよ、それだけではややインパクトに欠ける気がします。
あるいはSitesではなく、プライベートな組織内でVisualforceタブのように、VMforceタブのようなものが用意され、実行しているユーザに応じたアクセスコントロールが自動的に適用されたり、国際化対応されるような、まさにVisualforceを代替することが出来るのであれば、開発者は嬉しいかも知れません。
もっと言うと、Apexコードのガバナ制限がVMforceの場合、ものスゴく緩和されるとかあるなら、それはそれでとっても喜ばしいのですが。(それは無いか。。。)
何れにせよ、まだ価格すら発表されていないVMforceです。
今後に期待すると共に要チェックですね。
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