11/3(月)より、サンフランシスコのモスコーンセンターで開催されている Dreamforce'08 に参加してきました。
このDreamforce'08が開催されているモスコーンセンターですが、私にとっては今回で2回目の訪問になります。
前回訪問は、実にちょうど10年前のことで、「Oracle Open World '1998」に参加したのでした。
前回訪問からちょうど10年ということで、IT業界としては1つの時代が過ぎたと言っても過言ではないでしょう。
当時オラクル社が提唱していたコンセプトと、SaaS/PaaSで先端を突っ走るSalesforceのコンセプトやメッセージについてコメントしてみたいと思います。
ちょうど10年前のOracle Open Worldでは、ラリーエリソンが基調講演で「NC(ネットワークコンピューティング)」というコンセプトを大々的に打ち出し、熱弁を奮っていました。
(振り返って調べてみると、NCというコンセプト自体は、98年以前から提唱されていたようです。)
NCのコンセプトが登場した背景には、当時ダウンサイジングという名の元に、クライアントサーバ型のシステムが全盛で、企業は多くのサーバ、多くのクライアントPC、その上で稼動する多くのアプリなどの維持/管理コスト(TCO)が課題になってきました。
そのためオラクル社は、必要なソフトウェアやデータをサーバに一元管理し、必要に応じてダウンロードして使い、当時のクライアントPCよりもっと安いクライアントPC(HDDなどの不要なデバイスを持たない)を導入でき、それらによりTCOを削減する、というコンセプトを提唱したのでした。
さて、NCの「必要なソフトウェアやデータをサーバに一元管理し、必要に応じて使う」というコンセプトと、Salesforceの「必要な時に、いつでもどこでも、水道の蛇口を捻るように使える・・・」という、コンセプト(ユーティリティコンピューティングの概念ですね。)と、今改めて思うにとっても似ています。
オラクル社が約10年前にNCを提唱した当時、インターネット接続環境は整いつつあるものの、現在よりも回線速度は遅く、また、クライアントPC自体の価格も下がってしまったことから、あまり脚光を浴びることはなかったようですが、そのコンセプトを見ると、何だか時代を先取りしていた感がありますね。
Dreamforce'08に参加し、10年前では実現できなかったコンセプトが、今まさにWorld Wideで多くのユーザや我々のようなパートナーに圧倒的に支持され、それらを取り巻く熱気、スピード感、期待感・・・諸々を肌で感じたわけでした。
Dreamforce'08(11/3(月)-11/5(木))の4日間は、技術的に興味深かったり、AppExchangeで成功しているパートナーのセッションが聞けるなど結構刺激を受けました。
それら基調講演や個々のセッションの感想などは、別途コメントしたいと思います。
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